2014年1月7日火曜日

教育は反ユダヤ主義の致命的な害毒に対する手段


ブリュッセル 2014年1月7日

http://shadowsofshoah.com/EC4I/既存の法律では規制困難な、新しい形の反ユダヤ主義に直面し、ヨーロッパでの反ユダヤ主義の最近の上昇はヨーロッパの議員たちを悩ませています。

フランス人コメディアン、ディユドネが広めた通称「クネル」と言われる新しいナチス式敬礼が良い例でしょう。

反ユダヤ主義と人種差別主義が、近年、主にサッカーのサポーターの間で問題になっている事実からみれば、彼らが今や、何百万のTV視聴者の前で「クネル」の敬礼を創作した高所得者のプロたちと共にセンターフィールドに行く道を見つけたことになります。彼らの知名度の高さと若い世代の模範となるという立場を与えられてるため、これはヨーロッパにとって将来の問題となる結果をもたらすでしょう。

敬礼の真の意味については引き続き熱心に討論されていますが、このジェスチャーの背後にいるディユドネは、ユダヤ人への嫌悪の情を扇動したことで7回有罪判決を受けており、8回目の裁判を受けることになるでしょう。今回は、ユダヤ人ジャーリストはガス室にいるのがふさわしいといったことを暗示したことが対象になります。

Manuel Valls 仏内相は「クネル」式敬礼は嫌悪のジェスチャーで、反ユダヤ主義でありフランスの反憎悪の法律に違反するものであると述べました。

「この新しい形態の反ユダヤ主義に対抗する最善の道は、教育を通してだ。」とECIイスラエルのためのヨーロッパ連合の創設責任者のトマス・サンデールはブリュッセルで語りました。

ECIは現在、「ホロコーストの陰」との共同制作で、ホロコーストからの生存者の短いが力強い体験談が語られている白黒の、最新のビオを共有して、毎年1回の教育的なキャンペーン「歴史から学ぶ」を立ち上げています。

白黒の映像とオリジナルの音楽を使うことで、生存者たちの体験が簡潔かつ人を惹きつけるように構成されています。作品は、歴史的な正確さを注意深く保ちつつ、力強く印象深いものとして提供されるように努めて作られています。

「生存するホロコーストの犠牲者の真実な証しは、ディユドネのようなメディアのパーソナリティとヨーロッパの議員たちが公然とホロコーストがあった事実を否定するか、その意味を単に軽視するような時代にはますます重要になっています。」とサンデールは語りました。

多年にわたり、ECIは、ホロコーストの犠牲者の方々に敬意を払い、新しい形の反ユダヤ主義に対する意識を高めるために、ヨーロッパの地域の教会や信仰の共同体と共に働いてきました。今年じはホロコーストの日曜日は1月26日で、ちょうど国連がスポンサーを務めるホロコースト記念日の一日前にあたります。

ECIは1月27日月曜日に、ブリュッセルで、超教派のホロコースト記念礼拝を開催する予定です。そして夜にはEUによる公のホロコースト記念日の催しに参加します。ブリュッセル、ヘルシンキ、ベルリン、そしてロンドンで重要なECIの催しを行います。地域の教会やクリスチャンの団体はあらゆる場所で1月26日日曜日にそれぞれの集会でビデオを使うように薦めています。

背景の情報

1月27日の国際ホロコースト記念日は、ホロコースト、600万人のユダヤ人が殺される結果となっ大量虐殺の犠牲者のための国際的な記念日です。これは2005年11月1日の国連総会決議60/7によって制定されました。2005年1月24日、その年の初めに特別セッションが開催された後、国連総会がナチスによるユダヤ人大量虐殺の終わり頃のナチスの強制収容所の解放を記念する60周年を記念していた時に、この決議が来ました。

ECIはブリュッセルで2005年、ヨーロッパ議会の中で、第一回ホロコースト記念日を創設しました。それは今日、ホロコーストの犠牲者を追悼する公式のEUのイベントとなりました。

「ホロコーストの陰」はニュージーランドの写真家、作曲家、そしてデザイナーのPerry Trotterの作品です。「ホロコーストの陰」展示会は、2013年1月のホロコースト記念日のイベントで、ニュージーランドの首相John Key によって公式に立ち上げられました。