2015年7月4日土曜日

イスラエルのためのヨーロッパ連合、ジュネーヴの国連集会にて ―重要なのはイスラエルのために共に立ち上がること


【ジュネーヴ 2015年6月30日】 イスラエルのためのヨーロッパ連合は、6月29日(月)、他のいくつかの団体とともに国際的な場所であるスイスのジュネーヴで、親イスラエル集会にヨーロッパ中から友人たちや支持者たちを動員する助けをした。この集会は、国際連合人権理事会における2014年のガザでの戦争に対する調査委員会の討議会と連動して行われた。

ヨーロッパの異なる地域から、そして様々な宗派の背景と団体から多くのクリスチャンとユダヤ人たちが一晩中旅をしてイスラエルを支持する彼らの意思を表すためにジュネーヴにやってきた。

国連の報告は、テロリスト組織ハマスとイスラエル国防軍(IDF)を比較し、昨年夏の軍事紛争ゆえにイスラエルを非難することで、多くの軍事専門家たちによって、さっさと片付けられてしまった。

6月25日付のニューヨークタイムズの署名入り論説で、リチャード・ケンプ大佐、彼はアフガニスタンでの英国軍の元司令官で、その報告書を「欠陥があり危険」と呼び、そしてその地域にさらなる暴力と流血を引き起こすだろうと確信していた。リチャード・ケンプはジュネーヴの集会で演者の一人だった。そこで彼は国連人権理事会の前で証言もした。

「ハマスの目的は、居住地域から砲撃することによってイスラエルにパレスチナの民間人を殺させることにある。そしてこれは今日も効果的だとみなされている戦略である。」と語り、国連人権理事会が「ハマスのテロの道具」に使われていることを非難した。

この集会は、フランス、チュニジアそしてクウェートで少なくとも66人が死亡した連続テロ攻撃のたった数日後に行われた。しかし国連人権理事会は、それよりも中東で唯一の民主主義国家であるイスラエルを取り調べている。

集会での演説の中で、ECIの国連関連局長のグレゴリー・ラフィティ博士(写真)は、なぜイスラエルだけが国連人権理事会に選び出されているのかと問うた。

「我々は長年にわたり、イスラエルを悪者扱いする流行の政策に包まれている、新しい形態の反ユダヤ主義を目撃している。今こそそれらに同意しない私たちが立ち上がり考えるべき時だ。」

ラフィティ博士は続けて、ユダヤ人コミュニティーとイスラエル国家は、彼らの歴史から学びたいと願い、時を得て声を上げたいと思う幅広いクリスチャンコミュニティーの支持を得ている。」と語った。

世界ユダヤ人協議会のCEOであるロバート・シンガー師がラフィティ博士に加わった。師は国連にイスラエルに対する妄想を克服して、世界で行われている真実の人権侵害に焦点を合わせるようにと求めた。彼は続けて、ガザはいまだに占領地であるが、占領者はイスラエルではなく、ハマスだと語った。

さらに集会で、ガザに近接したイスラエルのキブツの居住者たちが語った。キブツ・クファール・アザに住むオフィル・リブステインは、そのキブツはガザから1キロ離れたところにあるが、どのようにして彼女の4人の小さな息子たちが15秒の現実の中で生まれたかを分かち合った。

この15秒とはロケット発射時の警報がなって実際に爆発するまでの時間だ。彼女は、このような環境で生活する子供たちが心的外傷の影響を受けていることを説明した。彼女の11歳になる息子は、昨年夏の攻撃の時の毎回の警報と爆発音の影響でそれが追体験となって、いまだに一人で眠ることができないでいる。

イスラエルを支持する80のNGO団体が集会に集まり、国連人権理事会による、よりバランスのとれたアプローチを要求した。他の演者にはイスラエルの在スイス大使のイーガル・カスピとイタリア人ジャーナリストのジュリア―ノ・フェレラがいた。

演題での唯一のクリスチャン団体の代表として、グレゴリー・ラフィティは、クリスチャンとユダヤ人が共にイスラエルの権利のために立ち上がることの重要性を説いた。

彼は、ECIの初期の光景について繰り返し語った。それは2004年のブリュッセルでの反ユダヤ主義についてのEUサミットの時で、ノーベル賞受賞者のエリ・ヴィーゼルが、なぜそれが台頭する反ユダヤ主義に対抗する唯一のユダヤ人コミュニティーなのか尋ねた時だった。彼は訪ねた。「ほかのみんなはどこにいるのか?」

ラフィティはエリ・ヴィーゼルからの質問に答えたこの言葉をもって締めくくった。
「我々イスラエルのためのヨーロッパ連合は、この連合のほかのみんなになりたいと思っている、多くの他のクリスチャンの団体とともに現在ここに存在してる。」