2015年1月11日日曜日

ECI パリのデモ行進に参加


ECI パリのデモ行進に参加
欧州とイスラエルは共にテロに対して立ち向かう時

【パリ 1月11日】 日曜日、フランスで起きたテロの犠牲者に対し、また、言論と表現の自由を守るために、約400万人もの人々がフランス各地を行進した。180万以上もの人々はパリに集結し、ペリーヌECIパリ支局も参列した。

行進の後、ECIは欧州とイスラエルは共にイスラム過激派の脅威に対して立ち向かうよう声明を発表した。デモ行進には、イスラエルのネタニアフ首相が、上級欧州政治指導者とともに最前列に並んだ。また、ジャン=クロード・ユンケル欧州委員会委員長、ドナルド・トゥスク欧州理事会議長と共に、オランド・フランス大統領、マニュエル・カルロス・フランス首相の姿も見えた。

日曜日に刊行された「月刊アトランティック(Atlantic Monthly)」で、フランス現首相のインタビューで興味深い記事が掲載されていた。「ユダヤ人が命の脅威のためにフランスを離れるのであれば、もはやフランスはフランスではない。」と警告した。昨年、7千人以上ものユダヤ人たちが、ユダヤ人を標的とする激しい攻撃が増加する中で、身の安全のためにフランスを去った。

ECIのトマス氏は次のように語った。「今年に入っても、ユダヤ人たちが欧州でおびえつつ生活を強いられるとしたら、それは受入れがたいことです。もし、ユダヤ人がフランスに安全に生活できないとするならば、それはフランスの国だけにとどまるのではなく、欧州全体を意味しているのです。活気に満ちたユダヤ人コミュニティなくして欧州はあり得ません。ユダヤ人コミュニティが欧州の社会の重要な一部であるのです。」

昨年11月、ECIはキリスト教と連動する欧州ユダヤ人会議と、パリで攻撃されたと同じ、シリアとイラクのISISやアルカイダのテロに攻撃された少数派の宗教者らと共に、共同声明を発表した。

金曜日、ECIはフランスでユダヤ人コミュニティと連帯表明する時であった。くしくもその日は、パリのコーシャ(ユダヤの食事規制)のスーパーマーケットで、4人のユダヤ人がテロの攻撃で殺された日であり、パリで起きたシャルリ・エブド(週間新聞誌)の銃撃事件の2日後だった。

トマス氏は続けてこう語った。「コーシャのお店のお客として入っただけのユダヤ人が、加害者にどう防御できたといえるのでしょうか。一世代前に遡るのであれば、同じイデオロギーで、600万人ものユダヤ人が欧州で殺されたのです。」

アウシュビッツ解放の70周年が世界中で記念されてから、二週間もたっていません。

「解放記念とは、欧州がユダヤ人コミュニティのために安全であることを確証する最高の時です。ヨーロッパとイスラエルは、解放的で、多民族社会に所属し、同じ敵に直面しています。テロリズムとは、パリであれ、エルサレムであれ、アフリカであれ、中東であれ、どこで起きたとしても同じ、憎むべき犯罪であり、同じ決意をもって戦う必要があります。

欧州とイスラエルは共に、我々の民主主義を脅かす政治的過激派と同じように、このイスラム過激派に対して戦うために一致団結して立ち向かいべきなのです。