2016年9月15日木曜日

ECIプレス9月号


ネタニヤフ首相、ECIをエルサレムで歓迎
欧州のテロ防御線はイスラエル国家なくしてあり得ない。

【エルサレム 9月15日】 ECIはエルサレムで年次理事会を開催した際、イスラエル首相とイスラエル政府高官らと会合を持つというたぐいまれな機会を得た。会議はイスラエル政府閣僚室で行われ、ネタニヤフ首相はECIをエルサレムに歓迎すると共に、ECIが欧州、世界でイスラエルのために重要な役割を果たしていることに感謝した。欧州、世界の働きに関して、「あなたがたは我々の良き友だ。」と語った。

しかしながら、EUに関しては失望を示した。「世界はここ数年大きく変化してきている。その中でも理解に苦しむのはEU指導者の対応の変化だ。」これは、近年、ブリュッセルに本部をもつEUが、特に西岸・ガザ地区などの紛争地帯でイスラエルの孤立を目的とする法案を採択したことに対する事柄を明示した。

「イスラエルはイスラム国(IS)やアルカイダのようなテログループに対して欧州の最高の防衛線である。イスラエル国家がなければ、中東の西側地域は崩壊していたであろう。」首相は続けて、「アラブ世界はそのことを理解しているが、欧州はこれに関して軽視している。」と語った。二国間会議ではイスラエルを支持する多くの良き友となる政府がヨーロッパにあることは分かる。しかしながら、ブリュッセルで行われた非公式の欧州理事会では、満場一致でイスラエルを自動的に敵にする採択が決定されたのだ。

「しかし、イスラエルは一人ではない。」「アフリカ、ラテンアメリカからアジアに至るまで、イスラエルの多くの技術革新から利益と問題解決と協力を得るためにイスラエルを注目しているだけではなく、同時に、ダイナミックに飛躍するイスラエル経済に投資する道筋を探っているのだ。」とネタニヤフ首相は語った。

「実際、首相は日々、世界中からイスラエルを訪れる政府高官たちを受け入れている。」とヤコブ国家安全保障アドバイザーは説明した。ネタニヤフ首相はECI理事会前にジュリー・オーストラリア外相、マーク・オランダ首相と会合すると同時に、アンナ・スウェーデン野党総長と会合している。先週、オランダ滞在中、首相はプライベートで、クリスチャンのイスラエルを支援するロジャー氏に感謝の意を電話で伝えた。「イスラエルのためのクリスチャン(Christians for Israel)」はオランダを拠点として活動する、ECIのメンバーでもある。

ECI理事会で首相は、クリスチャンらによるイスラエル支持は重要であると説明した。ブリュッセル本部にあるEUでのECIの働きに再び感謝すると共に、ニューヨークの国連でのECIの文化外交フォーラム、国連でユダヤの祭日承認促進の働きを感謝した。第71回国連一般総会が9月13日にスタートした際、1945年国連創設以来、初めてヨム・キプールの贖罪日が国連での公の祭日として認められ、就業日ではなくなったのである。

グレゴリーECI国連問題ディレクターは、「この承認は、イスラエル国家に益をもたらしただけでなく、約100カ国にのぼる国連加盟国のメンバーの国の祭日をも認められることになり、この分野でのイニシアチブをとったと言えよう。」と語った。