2013年3月1日金曜日

ECI(イスラエルへのヨーロッパ連合)10周年記念その記録

2003年から2013年と10周年を迎えます、この時期は、まさしく、祈り、教えとアドボカシー(権利擁護)の時でした。

ブルッセルにて― この月はイスラエルへのヨーロッパ連合の10周年を迎える時となります。2003年のプリムの時(3月18日でした)に、キリスト教者の指導者たちのグループと欧州議会のメンバーは、今こそ、イスラエル側にそして、ヨーロッパの権力の配下にいるユダヤ人側に立つ時が来たと感じました。ECI (イスラエル側に立つヨーロッパ連合)は、「もしかすると、この時のためであるかもしれない。」と、生み出されました。

これには、その前2001年9月に始まり、2003年3月に完了するという過程がありました。その翌年の3月に、第一回の公での会議が欧州議会で編制されました、そういう理由で、ECIにはプリムの時が重要視されています。

ECIの設立、発議は遅すぎたのではないかという方もいます。多くの方々は、1933年にECIがあったならば、当時世界はどの様であったでしょうか、と質問されます。答えは、過去を振り返り、色々推測しないことです。ただ、今日の義務責任をとることです。

もし、この10周年記念の時、ECIを祝いたいと思われるなら、経済的援助を考えて頂けないでしょうか。私たちに許される困難はそれほどありませんが、皆様の援助が、今まで以上に更に必要となっています。私たちのことを心にとめ祈って下さり、援助の申し出も考慮下さることを本当に感謝申し上げます。

ギリシャの息子たちとシオンの息子たちの間にある国連の戦いは継続しています

ニューヨークにて― この世界的な組織でパレスチナ自治政府の国連の非加盟国へ格上げされる投票は預言的暦で一つの印となりました。ECIのリーダー達が2月の初めにスイスで戦力上重要な会議を持った時に、このことが明らかとなりました。グレゴリー暦で2012年11月29日は、今年のユダヤ暦ではキスレーウの15日でした。紀元前167年のその日は、ユダヤの歴史では非常に暗黒の時の一つであると記されています。その時には、ギリシャの皇帝であるアンティオコス4世エピファネス皇帝が、エルサレムの神殿にある真ちゅうの祭壇にゼウスの偶像を設置し、神殿を汚し、毎日そこで豚を生け贄として捧げるように命令しました。

そういう日が、エルサレムの旧市街をその首都とするというパレスチナ自治政府の一方的な宣言への投票日と選ばれたのは偶然ではありません。イスラエルが彼らの先祖代々の首都に対しての要求は無視されると同時に、再び、イスラエルが国々によって面目を失わされたのです。

今と同様に当時、その戦いとはエルサレムについてのものですし、「ギリシャの子らとシオンの子ら」(ゼカリヤ書9章13節)の間にあるものです。神殿を荒らしその忌まわしいことは、歴史的にユダや人の面目を完全に失わせるために、ギリシャの征服者たちによって企てられたことです。250年もしないうちに、紀元70年と135年には、この悪巧みの最高潮を見る事ができます、つまり、その時、ギリシャ人からローマ人に引き継がれて、彼らによって、この聖地でユダヤの歴史が終結するよう試みて、神殿は破壊されて、100万以上のユダヤ人が殺されました。

現代のヨーロッパは、アテネ、ローマとエルサレムの丘に建てられていると言われています。今日、一方では、アテネとローマの間に戦いが強まっています。また一方では、もう一度国々がエルサレムに反してくるという、エルサレムとの間での戦いが強まっています。明らかに、私たちは、これらの3つの丘の一つだけが優勢に立つことを知っています。

イザヤ書2章では、「終わりの日に、主の家の山は、山々の頂に堅く立ち、丘々よりもそびえ立ち、すべての国々がそこに流れて来る。…. それは、シオンからみおしえが出、エルサレムから主のことばが出るからだ。」

同じ章のイザヤ書2章は、ニューヨークの国連本部の外側に際立つ形で展示されています。それは、世界の平和への唯一の本当の希望なのだと注意をさせるものです。

欧州議会は反ユダヤ主義についての分科会を始める
イスラエルには反対する意向のエドロアンへの回答を遅らせている

ブルッセルにて― ヨーロッパにて反ユダヤ主義の出来事が急激に上昇しており、反ユダヤ主義の分科会が欧州議会で始まるという今までにない動きが起こっています。ECIは2月26日の開会の集会に出席しました、そこでは、主な政党の全て代表を送り、ヨーロッパ全体で起きている新しい人民主義の政党によって公表された異議について話し合いました。

多くのメンバーは自分たちの心配していることを数々表明しました、それは、メンバーの国々で起こっている反ユダヤ主義の動きだけでなく、今日では、欧州議会のメンバでもホロコーストを否定しナチスに同情する者もいるということでした。中には、これらの同じメンバーがその政党に加わり,
内側からその働きの土台を崩して、反ユダヤ主義に反対する働きを止めようと試みる者もいると気遣う者もいました。しかし、その様な中で、欧州議会議長マルティン・シュルツは、分科会を個人的に援助する表明をしました。

しかしながら、他の内部の問題もあります。そういった話しがもちかけられたメンバーの中には、もし「イスラエル」と「シオニズム」という言葉が決して語られないならば、その政党に入ることを考慮しているということを明らかにした者もいました。

開会の集会があった2日後には、トルコ首相レジュップ・タイイップ・エルドアンは 「シオニズム(イスラム恐怖症、ナチズムと反ユダヤ主義も同じだが)はヒューマニティーに犯罪となる」とウイーンで行われた国連の集会で述べ、同じような立場をとりました。1週間後、欧州議会の20名のメンバーは「民主主義の仲間として、欧州議会では、イスラエルという国そのものの存在を非難するものに反してイスラエルを援助しなければならない」とその言及に避難する手紙に署名した。

3月11日月曜日に行われたEU 外交問題評議会に続いてあった記者会見では、外交政策チーフキャサリン・アシュトンがその意見を強く批判した、ただし、あるジャーナリストより直接に質問され尋ねられた後です。「誰によって言われたことでも、あれらの意見は、今もこれからもEUには受け入れられないものです」と、言いましたが、彼女自身はそのコメントを聞いてなかったので、正確に彼がなんと行ったのか分からないと説明しました。

EU外交政策チーフは入植者が生産する物にラベルをつけたい

ブルッセル― EU外交政策チーフキャサリン・アシュトンは論争の的になる立場をとっていた。それは、東エルサレムを含むグリーンラインを超えた所でできたイスラエルの生産物にはラベルをはると述べるメンバーを呼び出しました。

その手紙では「イスラエルの入植者が、平和をもたらすことを阻んでいる主な原因であり続けている」と述べたエルサレムのEU総領事により、もっと以前より言われていたことのそのままが述べられていました。その報告では、EUがグリーンラインを超えて入植しているイスラエル人と取引を抑制することを、そして彼らに経済的援助をするのを止める事を推薦していました。「過激的な」入植者の活動家たちが、EUに入ることを禁止することをも示唆しています。

3月7日、ブルッセルでの記者会見では、シモン・ペレスは「テロが平和を阻止している主要な原因で、入植者ではない」と述べることで、EUのリーダーたちに訂正をしました。

欧州委員会は、ある時期、イスラエルの生産物にラベルを貼る事をやったことがありましたが、これを実行するためには、27のEUメンバー国の政府からの許可が必要です。多くの政府がブルッセルで反イスラエル政策には反しているので、EUの外務大臣がこれらの問題に一致賛成に達することは今すぐになるようには見えないです。

アラブ連盟が1945年シオニストの生産物を戻しボイコットすることを始めました。後に、アラブの国々がイスラエルとの関わりを最小限にすることを確かにするため、「セントラル ボイコット オフィス」を立ち上げました。

「外交的でないEUの外交官」とイスラエルタイムズに掲載されているトーマス サンデル氏の書名入り記事を読んで下さり、ご友人にもお知らせ下さい。
http://blogs.timesofisrael.com/undiplomatic-eu-diplomats/

教会と若者たちとの関係を強めるECI

ヘルシンキにて― ECIは、それに関わる方々と同様にただ力強いです。祈りにおいて、教えとアドボカシー(権利擁護)において、イスラエル側に立ちたいヨーロッパのキリスト教者たちでECIは成っています。この新しい季節に入り、今まで以上にそれぞれ地元地方の教会の援助と協力がひつようとなります。

この2、3週間、ECIは若い信者たちの間で、ECIが存在するということを強めるように努力しました。2月の最初の週末には、ECIとそのフィンランドでのECIグループはエスポーでの若い人向けの会議でイスラエルの実情を紹介しました。名が知れているECIのリーダーの一人であるイナ リトマさんが、我々には正当な事実が我々側にあるということを説明する学びの時を導きました。イスラエルに対して正当な論争論議をすることで、そこにいる若い聴衆は多くの有益な資料を受け取りました。

さらに、隣のスウェーデンでは、ECIはとても更に活動的になってきました。小さいですがちゃんと運営する委員会が発足し、3月5日に正式化されました。国内では、主な聖書を信じるリーダーたちの多くがECIを支援しています。彼らの希望は、我々の組織が、決定を下す方々と意見を言う方々両方に向けて、キリスト教者のイスラエルへの援助を統一させ、それを適切な方法で差し出す場となることができるというものです。

もしあなたが、教会で牧師か信徒リーダーであるなら、この次の段階であなたの教会がECIとどう協力出来るか考慮して頂きたいです。